大戦モデルは「ズドンと太い」というイメージがありますよね。
それって本当なんでしょうか。
1940年代オリジナルの大戦モデルのシルエットは本当に太いのか
1940年代半ば第二次世界大戦の5年間ほどの期間だけ生産された幻のジーンズと言っても過言ではないデニムですから検証も困難ですが自分が実際に見た数本の大戦モデルにはそんなに太いものはありませんでした。
では巷に「太い」というイメージが定着しているのはどうしてしょう。
ジャパンデニムのレプリカが生んだイメージとしての「ザ・大戦モデル」
大戦モデルはヴィンテージの中でもレアで高額なデニムです。
実物をそう簡単に見ることのないデニム👀です。
その大戦モデルを世に知らしめたのは1990年代初頭に頭角を現したジャパンデニムでした。
老舗のB社やR社の製品に飽き足らないユーザーがヴィンテージのリアルな再現を求めるなか、大阪を中心にヴィンテージのオマージュをリリースし始めるのが1990年初頭。
ダルチザンやエヴィス、フルカウント、ウエアハウス、ドゥニームなど、現在も意気盛んなところです。
手の届かないヴィンテージでなく製作サイドの熱に共感しつつガンガン穿き込めるデニムの人気は急上昇↗
やがて当然レアな大戦モデルをリリース。
そのサンプルとされたオリジナルの大戦モデルの仕様が広くデニム愛好家の間に認知されることになります。
大戦モデルにしか見られないディテール、生地などなどを満載したレプリカが誕生したわけです。
なかには複数の実物から特徴的な仕様を抽出したハイブリッドな大戦モデルもあったようです。
そして次のような「ザ・大戦モデル」とでもいうべきデニムが誕生します。
ストリート系ファッションで太めのシルエットが愛されたこともあり大戦モデルのイメージが定着していったのでしょう。
見たことのない実物に様々なバリエーションのあることはあまり知られず、イメージが先行していったと言えます。
これらを網羅したものこそが大戦モデルである!と洗脳されたと言えば大げさでしょうか。
イメージにある「大戦モデル」はジャパンデニムが復刻したいわゆるレプリカによるものですね。
フルカウントさんが発売した初期のものは極太でしたね💛
実際の大戦モデルは太くもなくノーマルボタンのものが最も多いという事実
現在は実存するS501XXの個体を忠実に再現するレプリカデニムがリリースされるようになりました。
ボタンやその他のディテールも様々なバリエーションを持つ大戦モデルが認知されてきました。
リーバイボタンに生成りのスレキというパターンも多いようです。
デッドでペンキステッチもないものやコインポケットにリベットのあるものもあります。
時代のトレンドと相まって細身シルエットの大戦モデルが増えています👀
まとめ 自分の求める仕様が選べる大戦モデルを手に入れたい
大戦モデルは太い、太くなければ大戦モデルにあらず、というのは都市伝説💦に過ぎないというお話でした(^^♪
こうしてみると大戦モデルはシルエットのみならず特有のスペックのバリエーションを楽しみながら自分好みの一本選ぶことが出来ると言えます。
どのメーカー、ブランドを選んでもバックポケットにステッチがなくリアルさを味わえるのも大戦モデルのメリットです。
3本のおすすめの大戦モデル 【リーバイス】【ウエアハウス】【TCBジーンズ】
おススメの3本をご紹介しておきますね(^_-)-☆
◎本家リーバイスにこだわる方におススメなのはコチラ👀。やはりLVCの人気は高いですね。
◎徹底的にヴィンテージ再現した大戦モデルはこちら👀。ウエアハウスの大戦モデルの代表作。
◎コダワリ満載ながらリーズナブルプライスが魅力💛TCBジーンズの大戦モデルはこちら👀。やや太めのシルエットですね👀
コメント
私は昔NYLONと言う店で働いてまして実物を元にした大戦モデルの復刻をサンプルの洗濯などで関わり実際現在も所有してますけど全然太くないですよ。少し細身な部類ですね。サンプルにした個体が細身だったんでしょうね。
NYLONさんへは若い頃行ってました。お店でお会いしてるかもですねw
大戦太い伝説はいまとなっては崩れ去りましたね
ありがとうございますm(__)m