ジーンズ初級講座 「生デニム=リジッドデニム」の「のり落とし」

リジッドデニムの糊落としデニム
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リジッドデニム

ハイグレードなジーンズに用いられる「リジッドデニム」「生デニム」っていい響きですね。

リジッドデニム=生デニムは穿く前に「のり落とし」をします。

「糊落としの儀」などと神聖化するマニアもいるほどこだわり満載の生デニムの「のり落とし」

これから育てるぞ!とう楽しみがある反面ネット上にはいろいろな方法が錯綜していて悩みますね。

ここではシンプルでだれがやっても失敗のない方法を紹介しています。

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意外にかんたん 生デニム=リジッドデニムの「糊落とし」

すべて同じ 「生デニム」「リジッドデニム」「未洗いデニム」

リジッドデニム
貴重な501XXのリジッド 半世紀以上前の生デニム

デニム生地は製造過程で裁断や縫製を安定させるために糊がつけられています。

織機で織りやすくするためにタテ糸に糊が付けられ、さらに織り上がった段階でも糊付けさてれます。

多くのジーンズはウォッシュされ糊が落とされて店頭に置かれますが

レプリカ系ジーンズはかつてのヴィンテージがそうであったように糊がついたままの状態で棚に並んでいます。

この製品が「生デニム」「リジッドデニム」「未洗いデニム」などと呼ばれています。

リジッドデニム・生デニムの「のり落とし」

リジッドのまま穿くとどうなるのか

リジッドデニム

糊がついたままで着用すると着用の際についたシワが鋭角に出て濃淡がはっきりしたメリハリのある色落ちになります。

そこで意図的に未洗いのデニムを糊落としをせずそのまま履くユーザーもいます。

しかしレプリカジーンズに使用されるセルヴィッジデニムは洗濯・乾燥により大きく縮みが出ます。

5~10%程度縮むのが普通です。

ですから生デニムのままで履くとシャープなヒゲやハチノスのアタリはつきますが洗濯することで大きくズレが生じることになります。

結局はぼんやりとしたアタリのジーンズになってしまいますのでおススメしません。

メーカーも推奨するリジッドデニムの糊落とし

リジッドデニム

ですからリジッドデニムは一般的には着用する前に糊を落とす必要があります

メーカーさんもしっかり糊を落とし縮めることを推奨しています。

▼参考リンク👉ウエアハウス公式HPはこちら 

▼筆者が実践している㊙裏技

リジッドで穿き込んだようになる「糊落とし」はこちら👉ちゃんねるツルット10/30 19:30公開👀

だれでもできる失敗のない「のり落とし」 10の手順

1 購入時に色々付属していてるものを外し裏返しにします。

2 洗濯時に形が崩れますのでボタン・ジッパー類は閉めます。

3 ジーンズが入る大きさのタライ、浴槽などを用意します。

  ただし浴槽はインディゴが色移りします。洗えば落ちますが…自己責任でお願いします

4 40~50℃の温水を使用します。

  コーンスターチなどの天然糊を使っている場合が多く冷水では溶けにくいので温水を使います。

5 十分ジーンズがつかるお湯にジーンズを入れます。

6 デニム生地の間に空気が入っていますから手で押さえて空気を抜きます。

  時折裏返したりまんべんなくお湯につかるようにします。

7 水をいれた洗面器などで重石をしてジーンズ全体がお湯に浸かるようにして1〜2時間。

8 1〜2時間でジーンズに付着していた糊が離れ水が黄色くなればOK。

9 残っている糊を完全に落とすためにジーンズは裏返しのまま5分ほどすすいで脱水。

  *洗剤は不要です。

10 裏返しのまま自然乾燥させます。

  ウエストと足の部分に風を通すと早く乾燥しますが神経質になる必要はありません。

  直射日光でインディゴは退色しますから必ず裏返しで干します

  きれいなアタリを出すためにセルヴィッジ耳は開いておきます。

  *乾燥機の使用はおすすめしません。大きく縮んだり革パッチが傷むことがあります。

  ◎完成 バリっと乾燥したら完成です。

まとめ 基本を押さえてシンプルに糊を落とせば「のり落とし」は簡単

簡単に言えば、お湯につけ置きしてすすぎ洗いをするだけでほぼ糊は落ちます。

完璧に落としたいとか極端に縮めたい場合には方法もありますが、神経質になる必要はありません。

ジャケットも基本的にこの理論と方法で糊落としができますのでお試しください。

生デニム
ジャケットも基本的におなじ要領でOK

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