究極のフライトジャケットA2【TYPE A-2】はオーダーで手に入れる【キャニオンレザークラフト】

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「キングオブフライトジャケット」と称されるA2は完成されたデザインと機能美からファッションアイテムとしていつの時代も愛されてきました。

現在では1940年代のヴィンテージを再現したレプリカが多くのメーカーからリリースされています。

1990年代以降リーディングカンパニーがレプリカに心血を注いできたジャパンメイドのクオリティーはいまやワールドクラス。我々は幸いにして優れたA-2のレプリカに囲まれています。

しかしマーケットにはさまざまな仕様があるうえに価格もピンからキリまで💦どれを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。

そこでマーケットの既製品では満足できないユーザーやリアルな再現性を求める方へおすすめしたいのがオーダーによるA-2の製作です。

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究極のフライトジャケットA2【TYPE A-2】はオーダーで手に入れる【キャニオンレザークラフト】

革のチョイスからA2をフルオーダーできるファクトリー【キャニオンレザークラフト】です。

トップブランドでのジャケット製作を長年担当し独立したキャニオンレザークラフトを主宰する神谷奉之さん。

大手メーカーのメリットもデメリットも知りつくしたうえでオリジナルのA-2を製作しています。

個人によるオーダーでは余分なコストをカットできる上にユーザーの意向を製作に反映できるため価格に対して高いクオリティーを持つジャケットを製作することが可能になります。

スコドローンパッチの製作の第一人者でもありますからこだわりのカスタムも可能(^_-)-☆

A-2を愛するユーザーには願ったりかなったりの工房です。

キャニオンレザークラフトでオーダーしたA-2のサイズ試着から完成まで二日間にわたり取材してきましたので詳細を記事にしてみたいと思います。

順次更新していきますので💦気長にちょこちょこご訪問くださいm(__)m

究極のTYPE A-2 キャニオンレザークラフトでオーダーでつくる手順

工房へ出向いて神谷さんと直接打ち合わせできるのであればそれが一番だと思います。

物理的に困難な場合は電話やメールでのやりとりも可能です。

詳細は電話が必要になるかと思われます。

筆者は工房で原皮・サイズ・糸・リブなど選択できるものについてはすべて指定することができました。

キャニオンレザークラフト TYPE A-2 サイズを決める

キャニオンレザークラフトではA-2のサイズがかなり細かく設定されていました。

下記のように中心サイズの36〜40を細かくサイズ展開しています。

 身幅肩幅着丈袖丈
3448.543.5(41)51 50
3650.544.5(42)5453
36+51.545.5(43)5554.5
3852.546.5(44)5655
38+53.547.5(45)5756
4054.548.5(46)5756.5
4256.550(47.5)5958
4458.551.5(49.5)6060

身長170センチ体重65キロのは一般的に38か40を着用します。

キャニオンレザークラフトのA-2の場合、38でジャスト、40でややゆったりでした。どちらでもよいかなという感じでしたが、ジャスト目の方がすっきりとA-2の雰囲気が出ましたので38でGO!

革を決める 革から選べるA-2はキャニオンレザークラフトの最大の魅力

キャニオンレザークラフトでは神谷さんが現地に足を運びタンナーと何度も打ち合わせを重ねた納得いくホースハイドを使用します。

  • 顔料と染料の長所を持つセミアニリン仕上げのホースハイドを使用
  • カラーはラセットブラウンとシールブラウンの2種類
  • 厚み約1.2〜1.4mmと厚めのホースハイドを厳選して使用

セミアニリン仕上げのホースハイド

セミアニリン仕上げとは顔料と染料双方の長所を活かしたフィニッシュです。染料は革の自然な風合いを活かし経年変化が顕著です。一方顔料は革の表面をコーティングし紫外線や水分による劣化に強い。両方の長所を引き出せる染料に顔料を含ませたセミアニリン仕上げの革を使用しています。

カラーはラセットブラウインとシールブラウン

A-2はラセットかシールですがメーカーによって微妙に色味や艶が違います。神谷さんが長年の経験からこだわりをもってそれぞれのブラウンの色味を決めています。

キャニオンレザークラフトのラセットブラウンレザー

ラセットブラウンは、赤みが前面にでながらも深みのある落ち着いた色となっています。ツヤ感はあまりなく着込んでいくことで自然なツヤが出てくる色となっています。吟面の表情をより際立てる下処理がされていて他にはない革の質感があるそうです。

ラセットブラウンは平均1.4mmぐらいと厚めの革を使用しているそうです。革が厚いのでシワが刻まれやすく経年変化で表情豊かになりますね。じっくりとエイジングを楽しみたい!って方にはラセットがいいかもですね。

キャニオンレザークラフト ラセットブラウンA-2

キャニオンレザークラフトのシールブラウンレザー

シールブラウンは濃すぎない焦茶色となります。イエローブラウンで仕上げた後、シールブラウンに再染色するという手間のかかる2段染めが施されています。ラセットよりはツヤ感がありますが程よいテカリ具合で落ち着いた印象です。着込んでシワが刻まれることによりいい表情が出てくれそうです。

キャニオンレザークラフト シールブラウンA-2

遠方にお住いの方は革サンプルを送っていただけるそうですよ。

筆者はカラーは断然シールブラウンが好みですので一択!

ストックされた何枚もあるシールブラウンの原皮をみせていただきました。革にはこだわりがありまして、外観やデザイン上の観点からだけでなく本来の革という生産物の有効利用という側面からも一枚の原皮から部位による特性を考慮しつつ最大限有効に型紙を当てることのできる裁断をお願しました。

最近はシボや傷の有無にこだわった高価なレザージャケットが雑誌などでPRされる傾向があるように思いますが、ちょっと???的な感想を持っています。

ヴィンテージのA-2は生産背景からして一枚の革から最大限のパーツをカットアウトしたはず。実際のヴィンテージをみても現在の製品のような高級志向はなく実用性と経済性の両立のうえに生産されているそうです。当たり前ですよね。

馬の生前にできた傷やナチュラルなシワ、シボをいかした味のあるジャケットが作れるはずですので神谷さんにはそのあたりを丁寧にお伝えしました。

わが意を得たり!との感触で一頭分のホースハイドは想像していたように型紙をあててカットされていきました。

結果的にジャケットの部位ごとに異なる表情のあるホースハイドが配置されることにまりました。

一枚革のバック下部にはトラ目が入り、フロントは左右でシボ感の異なるパネルとなっています。一頭分の革から効率よく裁断することで変化に富んだ表情のA-2が完成しました。

糸まで選べるキャニオンレザークラフトのA-2

縫製に使用する糸のカラーまで数種類から選ぶことができます。

❶くすんだ黄色❷明るめの茶色❸くすんだグリーン❹焦げ茶色❺黄土色

確かに実物を見ると印象がかなり異なりますが、こだわりがない場合は迷うだけになる気もします。個人的には神谷さんにお任せで十分かと思います。

遠方の場合には画像のサンプルを送ってもらうことが可能です。

リブも選ぶことができるキャニオンレザークラフトのA-2

リブも赤リブと茶リブの選択が可能です。

標準仕様のジッパーはヴィンテージのタロンM-42TALON キャニオンレザークラフトA-2

ジッパーは当然のようにヴィンテージのM-42TALON実物未使用品を使用しています。

また在庫があれば+10,000円でM-39TALONに変更も可能です。

キャニオンレザークラフトのA-2はラフウェア社 No.30-1415

画像のとおりタグは実際のものと同様のいわゆる実復刻となっています

コントラクターによって異なるさまざまな仕様が存在する中で最も人気の高いモデルはやはりラフウェア社製のA-2でしょう。

身頃に直接襟が縫い付けられたモデルに比べて台襟が取り付けらテイラードジャケットのようにスタイリッシュな襟元が凛とした雰囲気を醸し出します。

A-2の表情はこの襟元によって大きく左右されます。

キャニオンレザークラフトのA-2の表情が独特の印象をもっています。

神谷さんの縫製技術の高いことは細部の至るところに発揮されていますが、現場を二日間にわたり拝見したなかでポケットと襟の製作場面は印象的でした。

正確な位置に施されるミシンによるステッチワークとその縫い目をひとつずつ処理する丁寧さによって実に美しいカラーのカーブが生み出されています。

4枚の革が重ね合わされた厚みのある箇所にもかかわらず丁寧な下処理から縫い糸が表に出ておらずしなやかさのある襟となっています。

襟の形のつけ方は人によって好みが異なるところですがどのような形付けにもしなやかに美しく応えてくれるはずです。

詳しくはyoutubeが分かりやすいかと思いますので参考にご覧ください。

さまざまな技術を駆使して生み出されるポケットのシェイプに見られる美しい造形。

公開禁止の㊙スキルでした(^_-)-☆

ライナーはヴィンテージに忠実な平織のコットンで縫い上げられます。

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