名作「WWⅡデニム」で作られたダックディガー大戦モデルの経年変化
2020年秋「デッドストックブルー」が新設されウエアハウス最高峰のレーベルと位置づけられました
それ以前は「ダックディガー」が実在するユニークな個体の再現を追及する最上レーベルでした
生地はもちろんリベットやボタンも特注による再現性の高いものを使用することで
他の製品群とは異なるステータスを与えられていることは現在も変わらず魅力的なレーベルです
2019年春 リリースされた2本の大戦モデル DD1000XX DD1003SXX
そのダックディガーから2019年春にリリースされた大戦デニムが素晴らしいものでした
DD1003SXXは45年に製造されたモデルをサンプルにしたデニムで
大戦モデルらしいペンキステッチがありながらコインポケットにはリベットが穿たれたレアな仕様
なによりこのために開発されたWWⅡデニムの穿き心地が素晴らしくクセになりました💦
そこで46年モデルのDD1000XXも検討👀
結局著者は二本とも購入してしまいました💦
1945年モデルをサンプリングしたDD1003SXX
1946年モデルをサンプリングしたDD1000XX
「WWⅡ=大戦生地」と呼ばれる素晴らしいデニム

二本に共通する生地は「WWⅡ 大戦生地」と呼ばれるこのモデル用に特別に織られたデニムです
大戦デニムといえば「やや厚手でドス黒い」というイメージが強いですがこの生地はまさにソレ!
穿き込んでいくことでメリハリある色落ちをします

くっきりした中白の縦糸でごく表面だけが黒味あるインディゴに染められています
摩擦によって表面が削れていくと比較的早く芯部の白い綿糸が顔を出します
したがって他の色落ちしていない箇所とのコントラストが明確な表情となります
またインディゴがやや黒い印象があり独特の質感が出ます

メリハリある色落ちが好きなユーザーには堪らない生地と言えますね
700日穿き込んだDD1003XXの経年変化に目を見張る

この生地を書いている時点で700日経過しています
ファーストウォッシュまで300日穿き込みました
よい色落ちが期待できそうでしたので就寝時もかなり着用していました
その成果はファーストウォッシュで現れました
ファーストウォッシュから二か月で二回目の洗濯です
すべてヤシの実洗剤で5分間洗濯、5分間すすぎ、脱水、天日乾燥の手順です
洗剤は昔からヤシの実洗剤をビンテージにも使用しています
ヤシの実洗剤での洗濯動画はコチラ👇
そして先日700日目ということで6回目の洗濯をしましたよ
45年モデルの1003SXXはジャストサイズ
300日穿き込んでからファーストウォッシュするという入魂の一本
46年モデルの1000XXはワンサイズ大き目を選んでみました
サイズの違いが色落ちに影響しています
コチラの👇動画では700日穿き込んだDD1003SXXの経年変化をご紹介👀
ダックディガーはウエアハウスの高い縫製技術の結晶

縫製の再現も抜かりなく当時の細かなミシン遣いが再現されています
徳島県の工房で縫われているそうですが丁寧な基本的技術の上にビンテージの再現がなされています
コインポケットの補強部分などこの時期にのみ見られるレアな仕様となっています
オリジナルを見る機会がないレアなモデルへの手抜きを一切しないところがウエアハウスの真骨頂
一般の愛好家が知ることのないような細部からビンテージを知る手がかりとして参考になります
多少ビンテージの知識があっても及ばない研究された知見の集積がマニアの👀を楽しませてくれます
ほんとうにウエアハウスの再現力は素晴らしいと感じます
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