最高峰のレプリカジーンズをリリースするおすすめブランド3選

デニム
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いまや世界が認めるジャパンデニム。日本にいながらその本質を理解しないのはあまりに勿体ない。

結論から言いますとジャパンデニムのいわゆるレプリカジーンズはR社の現行製品を超えています。

じつは筆者は40年前リーバイス501を初めて穿いて以来501以外はジーンズじゃね~!って人だったんです。レプリカジーンズはダサいものと思ってました。

でもヴィンテージの501はおいそれと手の出るお値段ではなくなってしまい気軽に毎日穿けるジーンズを探してました。

ところがリーバイスの製品にはかつての501の面影はなくって仕方なく偏見を持ってた「レプリカジーンズ」を物色してみました💦

ところがどっこいジャパンデニムってすごかった(^_-)-☆レプリカジーンズの最高峰ともいえるジャパンデニムの魅力は実に奥の深いものでした。

ヴィンテージの501好きの方にも国産のレプリカジーンズということでヴィンテージの501とは異なる楽しみを与えてくれる国産デニムを知っていただきたくべくヴィンテージの501へのリスペクト溢れるいわゆるおすすめの「レプリカブランド」を紹介します。

注)「レプリカ」って言葉はあんまり好きでないんですけど検索ワード対策として使用しています💦

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最高峰のレプリカジーンズをリリースするおすすめブランド3選

ヴィンテージの501XXへのリスペクトに溢れる最高峰のレプリカジーンズでありデニムファンの心を掴んで離さないアイデンティティーを築き上げたおすすめの国産デニムブランド3つを紹介します。

●「リゾルト」 66系のキレイ目コーデにぴったりなタイトシルエット

●「ウエアハウス」 501XXの縦落ちとヴィンテージのもつ空気感までも再現

●「TCB.Jeans」 501XXの荒々しさを再現する新進気鋭のファクトリーブランド

おすすめ1 タイトでアーバンなニュアンスを求めるならリゾルト一択

 resolute official website TOPより

筆者が45年前に初めて穿いたリーバイス501は今で言う66前期モデルでした。地方都市のジーパン屋さんの棚に普通の在庫として積まれていたんです。やがてやって来る90年代のヴィンテージブームの前兆すらなかった、そんな時代でした。

1980年代にはアメリカのプレッピーテイストの流れからBCBG(注)がファッションの一角を占める時代が到来しました。

アメリカのカレッジファッションとは異なりパリジャンの解釈のなされたアメリカンカジュアルは日本の我々の目にも新鮮でしたね~。

リーバイス501にJMウエストンのローファーを素足に穿いてジョンスメドレーのニットポロをさりげなく着たパリジャンやニューヨーカーがかっこよかったですね。

BCBG(ベーセーベージェー)はフランス語でボンシックボンジャンルの略。 グッドスタイル、グッドクラスを意味する。 パリの上流階級のライフスタイルやそのライフスタイルを背景にしたシックな着こなしのこと。 フランス版プレッピーともいえるトラディショナルでコンサバティブなスタイル

インスタやリゾルトHPで見るリゾルトの林さんの普段のコーデはまさにそのころのもの。筆者の年代からすると懐かしくも新鮮なスタイルで参考になります。

バリバリのアメカジよりトラッドテイストが好きな方にはリゾルトがおすすめです。

ウエアハウスDSB S1000XX
質の良いデニムに見られる毛羽

歴史は浅いものの国産ジーンズブランドの頂点の一つである『リゾルト』。日本ジーンズ界重鎮のお一人である林 芳亨氏がプロデュースするブランドです。『ドゥニーム』のデザイナーとして1990年代には空前のレプリカジーンズのブームを巻き起こし2010年に心機一転自社ブランド『リゾルト』を設立しました。『ドゥニーム』以来長く国産ジーンズ業界に携わってきた林氏が作り上げるリゾルトはこだわり満載の一本。生産コストを下げるために生産拠点を国外へと移す企業も少なくないなかで『リゾルト』はMADE IN JAPAN。デニム生地や縫製に用いる糸、そして縫製までの全工程を国内で仕上げます。『リゾルト』のジーンズの特徴のひとつが生地表面の毛羽立ち。質の良いコットンで紡績されたでデニムは穿き込むことで毛羽立ちが残る部分と毛羽が落ちてくる部分ができます。摩擦で毛羽が取れてくる部分の色が落ちることでインディゴブルーの濃淡が美しく表れます。

4つのラインナップに込められたタイトジーンズの美学を楽しめるリゾルト

タイトなフィッティングで知られる林氏のデザインするジーンズはキレイ目コーデには最適。アーバンなジャケットスタイルやコートスタイルに合わせるなら間違いなくリゾルトです。

ラインアップは4型

いつになってもお気に入りの1本が手に入るようでなければならないという林氏のポリシーから 710・711・712・713 と4つの定番アイテムのみが生産されています。

710

710 resolute official websiteより

1980年代まで生産されたリーバイス通称“66”をベースに製作されています。色落ちは66そのもの。また66よりややスリムなほど良いタイトシルエットでキレイ目コーデには最適です。『リゾルト』のフラッグシップモデルと言えるでしょう。洗うたびに毛羽立ちが増す当時の生地感を表現することにより、美しい色落ちも堪能可能。なんといっても裾上げによってシルエットを損なわないよう7種類のレングスも用意されているのがうれしいポイントです。

711

711 resolute official websiteより

1950年代のリーバイス501XXをベースにしたモデルです。4型のなかでは唯一ライトオンスの生地を使用。革パッチや隠しリベット、オフセットセンターループなど501XX のディテールを再現しています。シルエットは710にくらべてゆったりとしたセミワイドです。

712

712resolute official websiteより

リーバイス505をイメージさせるジッパーフライで膝から下にかけてテーパードをかけたよりモダンなストレートシルエット。サンフォライズド(防縮加工)を施いたデニムを採用し毛羽立ちを除去するために表面にあらかじめ焼きを入れてあることも特徴。

713

713resolute official websiteより

710のローライズモデル。710をアップデートしたイメージ。

 トラッド系のキレイ目ファッションには欠かせないリゾルトは710がおすすめ

リゾルトはスタイリッシュなシルエットにこだわりたい人には間違いなくイチオシのレプリカブランドです。ヨーロッパブランドとの相性は抜群!

リゾルトのラインナップで迷うならフラッグシップである710をおすすめします。

スタイルに自信のある人は林氏推奨のジャストフィットを選んでみてもいいでしょう。

ただややお腹ポッコリ系のおじ様には厳しいところが難点といえば難点でしょうか💦

すべての年代の501を忠実に再現する究極のおすすめレプリカジーンズ ウエアハウス

WAREHOUSE公式HPより

リゾルトが66系に強いとすればすべての501ラインナップを網羅し高いレベルで再現するのがウエアハウスと言えます。

1900年初頭のクラシカルな501からビッグE・66までラインナップされていますしタイトフィットのオリジナルフィットのモデルも存在します。ウエアハウスで足りないアイテムはないくらい。

またレザージャケットやスエット、バッグ類などジーンズ以外のアイテムもほんと高いレベルでヴィンテージを再現している国内でも数少ないヴィンテージレプリカのトータルブランドです。徹底してアメリカンプロダクトに絞っているところが特徴。ですからアメカジ入門にはまちがいなくおすすめブランドです。上から下までウエアハウスでも嫌味なくコーデが可能な珍しいブランド。

バリエーションの豊富さが魅力ですが初めての一本となるとラインナップを理解することも困難かもしれません💦ここでは代表的な定番モデルから2本選んでご紹介します。

2020年スタートの新レーベル「デッドストックブルー」や「ダックディガー」などのブランド内レーベルもあり高級志向に対応していますが、四半世紀を超える定番アイテムにこそ魅力的なベーシックモデルが存在しコストパフォーマンスが抜群です。

501XXの黄金期である47モデルを探すならウエアハウスの1001XXがおすすめ

1001XX

神戸Unionインスタより

ウエアハウスを代表するモデル。バナーデニムと呼ばれるヴィンテージのバナーを解析して作られたデニムは風合、色落ちなどトータルでウエアハウスの最高傑作とも評されます。ヴィンテージの501XX好きにもファンが多いのも納得できるデニムを使用したザ・ヴィンテージ501XXといったモデルです。膝から裾にかけてゆるやかにテーパがかかる穿きやすいシルエットもおすすめです。

神戸Unionインスタより

飾りステッチはカスタムするユーザーも多くヴィンテージリーバイス501XXのアーキュエイトステッチを再現することも可能。

ウエアハウスで最初の一本といえば間違いなくこれをおすすめします

1001XX ヘビーオンス

神戸Unionインスタより

1001XXがウエアハウスを代表するデニム生地はバナーデニムの他にもう一つ「強撚糸」を用いたヘビーオンスデニムがあります。バナーデニムに比べてやや荒々しい色落ちをします。501XXでいえば47モデルの色落ちに相当する風合が出る優れたデニムです。

そのヘビーオンスデニムを使用し501XXの47モデルを再現したのが1001XXヘビーオンスです。こちらは1001XXに比べると膝下のテーパーが少なく?クラシカルなXXといった趣です。クラシカルなアメカジにはぴったりなおすすめの一本です。

神戸Unionインスタより

バックポケットはウエアハウスには珍しく飾りステッチがないのも特徴ですね。一見大戦モデルにも見えますね。

47モデル以外にもウエアハウスでは大戦モデルが超おすすめ

ほかに大戦モデルなど優れたでジーンズは数多くありますがこの記事ではベーシック中のベーシックである二本をおすすめしておきました。

ほかのおすすめモデルの記事はコチラ

ウエアハウスDSB1001XXは最初のデッドストックブルーとしてもおススメ

ほかにもウエアハウス関連の記事がたくさんありますので大戦モデルなど1950年以前の501XXが好きな方は覗いてみてください👀

ややマニアックながら最高の色落ちをする大戦モデル DSBS1000XX

レプリカジーンズのみならずヴィンテージアイテム全般に高い再現力を持つウエアハウス

ウエアハウスは他のレプリカジーンズブランドとは一線を画すアメカジブランドです。

ジーンズ意外のアイテム、スウェットやネルシャツ、レザージャケットなどアメリカンヴィンテージ全般において高い再現性を追及するトータルブランドなんですよね。

スペシャルなスウェットを紹介しています👀👇

直営店限定!1920年代のアメリカの国章を抱いた究極のスウェット

レプリカジーンズでウエアハウスの魅力を知り全身ウエアハウス化するユーザーも多くいます。

かくいう筆者もその一人(^^♪

世界が注目する新進気鋭のおすすめデニムファクトリーTCB.JEANS

出典:TCB.JEANS

いまやデニムファンの間では知らぬ者ないと言えるTCB.JEANS。世界から注目を集めるブランドです。現在は40年代のレプリカが大人気で昨年リリースされた大戦モデルはいまだに入手困難となっています。

デニムパンツ、ジャケットをはじめオーバーオールやブッシュパンツ、キャップやバッグなどの小物と魅力的なプロダクツが揃います。

2007年、井上氏が27歳の時に「TCB」の社名で縫製工場を設立。自宅でミシン10台を駆使して一人で縫製の仕事に従事

2011年、共感してくれる仲間、スタッフと共に現在のファクトリーに移転しOEM生産の会社として他社製品を扱い作る楽しさを実感する一方でオリジナルのものづくりへの想いを強くする

2012年に児島で開催された「デニムフェスティバル」への出店依頼を受けてTCB初の自社商品を生産。TCB50シリーズの前身となるコーンミルズで作った記念すべきファーストプロダクトを機にオリジナルブランド「TCBJEANS」が誕生。自分たちが本当に作りたい商品だけを作る「MADE BY TCB」がスタート。

TCB.JEANSのホームページは読み物として楽しむことが出来るコンテンツに溢れています。デニムを愛し、デニムを着て、デニムを作る者たちの生活感を感じることが出来るサイトです。

TCBJEANSは、古き良きアメリカのデニムをサンプリングし、現代の日常服としても魅力的に着てもらえるデニムスタイルの製作と提案にこだわっています。1880~1960年代当時のアメリカのライフスタイルや空気感を紐解き、道具としての扱いやすさ、着ることで気分が高まるような、感覚的な良さを細かいディテールに落とし込んでいます。また、自分達で作って売るというファクトリーブランドとしてのスタイルで、作り手の顔が見える製品づくりを心がけています。TCBJEANSは、「自分たちが本当に作りたい商品だけを作るブランド」というコンセプトのもと、ジーンズのある日常そのものが価値になる、そんなものづくりを目指しています。

出典 TCB.JEANSホームページ 

50年代の501XXのレプリカに徹底したこだわりを見せるTCBでは jeans 50’sがおすすめ

TCB.Jeans公式HPより

約13.5ozジンバブエコットン

40年代の大戦モデルセットアップが超人気で予約してもなかなか入手困難なTCB.Jeansですがこの記事では501XXの紙パッチモデルをご紹介します。

 👉人気の40’sモデルについてはコチラ

 👉大人気で予約完売状態が続く大戦モデルのパンツをゲットしました(^_-)-☆

リーバイス501の50年代xxの紙パッチを再現したTCBの定番モデルです。所有するビンテージからシルエットをトレースし縫製糸も番手や色を一カ所づつ変えて作成されています。4色、5種類の番手を使用し縫製箇所によって縫う巾やミシンの調整を行い丁寧に製作されいます。


採用されたデニムは太く短い点で色落ちし自然と線に繋がって最高のたて落ちを魅せてくれる生地となっています。

股上が深く裾に向かって若干テーパードが入ったゆったりしたクラシカルなシルエット。
ハンドメイドの紙パッチを採用。ベースの色が落ちた頃に紙が破れてるイメージで設計されています。
ビンテージのようにスレキ部分をラフに縫うことでよりヴィンテージらしさも再現されいます。

ファクトリーメイドならではのこだわりが1950年代の501XXをリアルに再現したレプリカジーンズです。

ワイルドでラフでタフなアメカジが大好きな人にはイチオシのレプリカブランドと言えます。

TCB.JEANSという 世界が注目するデニムファクトリーの大戦モデル

「TCB大戦モデルに出会う旅」はこちら

TCBジーンズ現地訪問記はこちら

まとめ アイデンティティーを理解すれば魅力が見えてくる究極のおすすめレプリカブランド

ヴィンテージ501の代わりは存在しないと思っていた筆者ですがジャパンデニムのことを知れば知るほどレプリカブランドのポリシーに込められた501への情熱を感じます。

501XXを所有する者として、またレプリカジーンズのユーザーとして彼らの501への情熱にはリスペクトを禁じ得ません。ますますヴィンテージ501が希少になっていくこの先彼らの果たす役割はこれまで以上に大きくなっていくはずです。我々ユーザーが応援していくことでヴィンテージ501がいつまでも履けるジーンズであることを強く願ってやみません。

501XXを愛するヴィンテージファンにもジーンズビギナーにもぜひ穿いていただきたいと願います。

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