47モデル初期型まで見られる極太のベルトループ

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47モデル初期型まで見られる極太ベルトループ

極太ベルトループ」とはいわゆる47モデルの特徴として語られることの多いベルトループです。ヴィンテージの501XXのなかでも人気が高く、5ポケットジーンズの完成形と言われるのが47モデルです。

1947年、第二次世界大戦中はさまざまな規制のために省略された形で製造されていたS501XX(のちに大戦モデルと呼ばれる)の生産を終了し、ワークウエアとして必要十分な形で再び生産されるようになった501XXは新たなスタイルとなります。この時期から1950年代初頭までに生産された501XXが47デルと呼ばれヴィンテージ市場でも高価で取引きされます。またレプリカジーンズでも復刻モデルが多く製造されています。

大戦期から1950年代初頭まで見られる極太ベルトループ

極太ベルトループとういうのは実際には47モデル固有の特徴ではありません。1940年代半ばから1950年の501XXの特徴というのが正解でしょうか。大戦モデルもこのタイプのベルトループが縫い付けられています。47モデルの初期型は大戦モデルの面影をのこしつつも強度的に不十分であった部分が補強されワークウエアとして完成された501XXとなります。1950年初頭には若干の変更が加えられこのベルトループも姿を消し、47モデル後期型として前期と区別されることから47モデル初期型の特徴として挙げられているわけです。

極太ベルトループの魅力的な形状と経年変化

極太ループと呼ばれるものは幅が15mm程度あり中央部分が盛り上がっています。これで随分とデニムのイメージが変わります👀単なる形状の特徴だけではななく経年変化による色落ちに差が出ます。初めのうちは中央の凸部がだけが擦れて色落ちが始まります。

やがてループの両サイドも色落ちが進みますと三本のストライプが並んだように見えます👀

中央の凸部の幅は一律定ではありません。左右のステッチのピッチの狭いものもあれば広いものもあります。画像はすべてピッチの狭いものですが、広いものはまた色落ちが異なるのもおもしろいところです。

偶然の産物かも知れませんが、中央が凸になっていることで構造的に強度が増しているとも思われます。古いものですが損傷なく残っているももの多い気がします。

余談ですがレプリカジーンズの黎明期にいち早くこの形状を再現したのはウエアハウスでした。

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