デニム好きなら、リジッドで販売されているデニムを一度は手にしたいものです。リジッドっていかにもマニアックですがひと手間必要です。その手間を楽しむために最低限知っておきたいことをサクッとまとめてみました。
リジッドデニムってどうやってどうやって穿くの?
糊がついてるのでそれを落とすひと手間が必要だブー🐽でもそれが愛着を生むんだよな~💛
- リジッドデニムとは
- リジッドデニムの糊落としの方法
- まとめ
リジッドデニムってなに?
リジッドデニムとは【生機(きばた)】とも呼ばれ、織機で織り上げられたままで水を通したりする防縮加工も何の処理もされていないデニムを指します。
本来デニムは綿糸による縦糸と横糸で構成される綾織りであるリジッドデニムを水に通せば縮みが生じます。
製品化されたものを着用し洗濯した場合、かなりの縮みが発生し、極端な場合、着用に支障が出るほどサイズ感が変わってしまします。デニムにもよりますが5~10%縮むと考えたほうがいいでしょう。
メーカーは予め水を通したりして製品がサイズダウンしないように様々な工夫をするのですが、本来デニムパンツはリジッドで販売されるものでした。
501で有名なリーバイス社はデニムが縮むことで身体によりフィットするように大き目のサイズを購入すること推奨してきました。
フラッシャーに印字された” shrink to fit ”「シュリンクトゥーフィット」です。洗濯で縮んだ501は着用することで伸ばされる部分は伸びますが、体にフィットした部分はそのタイトさを維持します。
これを繰り返すことで一人一人異なるシルエットの501が出来上がるのです。
現在、オリジナルの501XXを模した製品がマーケットにはたくさんあります。
特にデニムのマニアックな楽しみを追究するユーザーが増えたこともあり、リジッドからデニムを自分の体にフィットさせる楽しみを提供するメーカー、ブランドが多くなりました。
デニムが好きならぜひとも一度はリジッドから穿き込んでみましょう。愛着もひとしおの一本となること間違いありません(^_-)-☆
リジッドデニムの糊落としの意義
実はデニムをリジッドのままで穿き込むと糊が付いているので荒々しい色落ちになります。
穿き心地も悪くとてもおススメはできませんが、色落ちに関して言えば面白い色落ちになるのは意外に知られていません。
そこからインスピレーションを受けた「のり付け」なるスペシャルメソッドも存在しますが、ここではノーマルな糊落としをご紹介します。
リジッドデニムには、想像以上に大量の糊が付着しています。
デニムが水に通っていませんから縮んでいません。
先に述べたように糊が付いたデニムは皺が付きやすくそれがメリハリある色落ちにつながります。
しかし洗濯後に縮んで色落ちした部分がズレてしまうとぼんやりした色落ちになってしまします。
身体に合うように最大限縮めて穿き込んでいくことがキレイな色落ちには欠かせないというわけです。
その過程で糊もムラなく落としていきましょう。(実は色を落とさずに糊を完全にムラなく落とすのはとっても難しいデス)
- まずデニムをボタンを閉めて裏返します。
- 糊をデニムから剥離させるために、お湯(40~50度)にしばらく(1時間程度)漬け置きします。
バスタブ、洗面所のボール、大きな容器などを利用しますが、インディゴのブルーが付着しますから気を付けてください。とはいえ洗えばきれいになりますのでご心配なく。 - 一時間もすればお湯には糊が溶け出しています。また染料も若干溶け出して色がついているはずです。ここで大部分の糊が剥離しています。
裏返したまま洗濯機で「洗い~すすぎ~脱水」を完了させます。なるべく色は落としたくないので洗剤は必要ないと考えますがどちらでも問題ありません。(諸説あり) - 裏返したまま、干して完全に乾燥させます。
バリバリに乾いたワンウォッシュデニムの完成です(^^♪
「「リジッドデニムの糊落とし」をまとめると
総論から言えば、適当に水に通して、デニム生地縮めて、できるだけ糊をムラなく落とすことができれば成功です。
あまり細かいことは気にする必要はありません。
自分のYoutube動画では色々語ってますが、適当でOK(^_-)-☆
われわれを魅了してやまないビンテージ501XXのあの色落ちは、当時のアメリカのワーカー達がワークウェアとしてのバリバリにデイリーユースした軌跡です。
そんな感じで穿いてやっていい色落ちが出ることが一番望ましいですよね。
コメント