「ピュアインディゴ」と「ナチュラルインディゴ」は別モノ

ピュアインディゴのデニム生地デニム
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「ピュアインディゴ」は「天然インディゴ」ではない

ピュアインディゴ」で染められた14.5オンスのデニムを使用した……大戦モデル。

よく見かけるようなキャッチフレーズですが、「ピュアインディゴ」って一体なんでしょうか。

そりゃ「ピュア」だから天然のインディゴでしょっ!

普通はそう思うよね~

でも実は「ピュアインディゴ」って人工の染料なんですよね💦

ブッ🐽どゆこと?

デニム好きならインディゴの種類について分かっておきたいものですね。

1900年初頭には広く利用されていた合成インディゴ

古くからインディゴは世界中で広く使われていました。

元々は植物由来の天然染料で西洋はインドからの輸入に頼っていました。

1800年末に化学的に合成したインディゴ染料が開発されるとまたたくまに広がり

1900年初頭に天然インディゴはほとんど使用されなくなりました

したがって1920年代以降に製造されたビンテージのデニムは人工のインディゴで染められています

ほとんどの501XXは合成インディゴで染められている

1873年に誕生したリーバイス501に「XX」のロットナンバーが使用され始めたのは1890年です。

LEVI’S 501XX 革パッチ

ごく初期の1915年くらいまでの501XXは天然インディゴが使用されていたと考えられます

サスペンダーボタンがあったりシンチバックがあるクラシカルな501XXですね。

しかし1940年以降の大戦モデルなどは合成インディゴで染められたデニム生地を使用しています

しばしば耳にする「501XXは天然インディゴで染められている」は誤りと言えます

1940年代後半の501XX 見事な色落ちを見せている

しかし1940年代の501XXは素晴らしい色落ちで我々を魅了します。

色落ちを決定していたのはインディゴが天然か合成かではないのです。

まぎらわしいインディゴの名称

  • ピュアインディゴ
  • ナチュラルインディゴ
  • 天然藍/天然インディゴ
  • 人工インディゴ/合成インディゴ

デニムに関する記述で目にする言葉ですね。

なかでも「ピュアインディゴ」と「ナチュラルインディゴ」がまぎらわしいんですよね。

ナチュラルインディゴ」は「天然インディゴ」と同義です。つまり天然の藍ですね。

ところが「ピュアインディゴ」とは合成のインディゴ「人工インディゴ」を指します。

ブッ🐽❕❓「ピュア」って純粋なんでしょ?

そもそも天然インディゴは不純物が混在しており安定した染色は難しいのです。

人工的に不純物のないインディゴが開発されたことで安定した大量生産が可能になりました。

この大量生産に向く不純物のないインディゴを「ピュアインディゴ」と呼ぶわけです。

いかにも「純粋な混じりけのない天然藍」を連想させる響きを持っていますね(*ノωノ)

現在の製品のほとんどはこの「ピュアインディゴ」で染められています。

ピュアインディゴ」で染められた14.5オンスのデニムを使用した……大戦モデル

ってごく普通のことだったんですね(*ノωノ)

賢明なデニムユーザーとしては是非知っておきたいところです。

501XXが素晴らしい色落ちを見せる訳

インディゴは空気に触れて酸化することで繊維に付着するという極めて不安定な染色形態です。洗濯の度に色が落ちていくのはこの特性によるものです。

そしてデニムの色落ち具合は繊維の芯まで染めるかどうかで決まります。デニムの場合一般的にはロープ染色という手法で綿糸を染めます。この手法では繊維の表面近くにだけインディゴが浸透し中心に近い部分は白いまま残ります。この状態は「中白」と呼ばれます。実はこの「中白」がデニムの色落ちに欠かせない要素となっているのです。ヴィンテージに特有のメリハリある色落ちは当時の「中白」によるものです。

一方日本古来の藍染では綿糸の一本一本の中心までしっかり藍を浸透させるべく幾度も糸を藍の中にくぐらせます。これにより色落ちをしてもムラになりくい織物ができあがるのです。全体的に均一に藍の色が薄れていく趣のある表情となります。

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