ジーンズと同様にアメカジには欠かせないミリタリーアイテム
なかでもフライトジャケットは人気でレプリカも各ブランドからリリースされています
大戦モデルにはおるだけで絵になる存在感抜群のアイテムですね~
こだわり満載のフライトジャケットですがチョイスの決め手はブランド名であったりしますよね
たしかに有名なブランドはレザーからディテール、縫製までしっかりしていますから正解ではあります
そのブランドはどこでジャケットを生産しているのでしょうか
我が国を代表するミリタリー関連のレザークラフトのエキスパート キャニオンレザークラフトbyアテナレザーズジャパン 神谷奉之氏
実は自社工場を持つブランドはごくわずかで多くのブランドはメーカーに発注をして製品にブランドタグをつけています
AとBの製品は同じファクトリーで製造されているということが多々あります
また価格を抑えたものは海外のファクトリーであることも多いのです
価格は抑えられますが国内生産に比べると縫製などのクオリティーは犠牲になっていることも
レザーからジッパーなどの副資材、縫製まで最高のものを求めるとなるとメイドインジャパンがおすすめです
デニムと同様でジャパンメイドのレプリカのクオリティーは世界トップの水準です
キャニオンレザークラフトはオリジナルジャケット製作・カスタム&リペア・ミリタリーパッチ製作の三本柱のファクトリー
「キャニオンレザークラフト」代表の神谷奉之さんは国内有数のアメカジブランドでの長年の経歴を生かして独立しアテナレザーズジャパンを創設。現在は兵庫県三田市で高いスキルでレザークラフトファクトリーを経営されています
キャニオンレザークラフトのビジネスコンテンツ
◎オリジナル・OEM・オーダーレジャージャケット製作
◎ミリタリーパッチ製作・販売
◎レザージャケットのリペア・カスタム
先日神戸のショップUnionの二川氏のご紹介でファクトリーへ取材することになりました
ご縁でお会いできた神谷さんは穏やかで親しみやすいお人柄の方でした
ミリタリーパッチ製作はキャニオンレザークラフトの真骨頂
レザーパッチの製作現場を見たことのある人はほとんどいないと思います
かなり閉鎖的な世界だそうですのでこの取材のチャンスはラッキーでした
さっそく驚愕のスキルに触れることになります
実存するヴィンテージのオリジナルのパッチのデザインからレザーを切り出すところから始まるのですが圧巻はミシンによる縫製です
電動ミシンの前に座った神谷さんはほとんどの工程を手でミシンのハンドルを回すことでこなしていました
繊細にカットされたパーツの縁ギリギリをミシンの針が細かいピッチで進んでいきます
まれにステッチアウトすることもあると話されましたが取材では一度のミスもなく実に繊細なミシンワークでステッチを入れていきます
スカルの歯の部分がミシンのステッチだとは説明されるまで気づきませんでした
てっきりペイントだと思っていました。
にわかには信じがたい精度のクラフトです
最高6枚までの薄いレザーを重ねてデザインを具現化するそうですがファクトリーのマシーンを駆使して実に薄いレザーの細かいパーツを製作するスキルにもビックリ👀
ヴィンテージやレプリカブランドのレザージャケットを知り抜いたスペシャリストのキャニオンレザークラフトのリペア
ファクトリーには全国から届いた1940年代のフライトジャケットがリペアを待っていました
現役で着用されているものもあって並んだヴィンテージが神谷さんの技術への信頼の高さを物語っています
ジッパーはヴィンテージのデッドストックを使用するなど妥協のないリペアに全国から依頼が絶えないようです
レプリカブランドを取り扱ってきた経歴からレプリカのジャケットにも妥協することなくオーナーの依頼を実現しています
穴のあいたリブの交換やリペアもお手のもの
精度の高いリペアを支えるキャニオンレザークラフトのオリジナルジャケットの製作
「リペアのためにはジャケットが製作できなければならない、リペアは製作の逆工程」
と言う神谷さん
「質の高いリペアとジャケットの製作は両輪で、製作できるからこそリペアが可能になります」
ヴィンテージのフライトジャケットを知り尽くした神谷さんのつくるA2
メーカーであるがゆえに手に入る上質なホースハイドを使用したジャケットはいまや貴重な存在
国内外を問わず年々質の高いレザーの入手は困難になっています
レザーを使うブーツやジャケットなどのアイテムのクオリティーを維持するのはユーザーの想像をはるかに超える困難が伴います
キャニオンレザークラフトのジャケットのステイタスは優れたレザーを使ってあるだけでなく卓越した縫製技術によるところが大きいと言えます
スコードロンパッチの繊細な技術がジャケットの縫製の精度、質を高いものに押し上げています
失敗の許されないレザーの縫製は神谷さんの得意とするところ
試着したA2のサンプルはまだホースハイドがバキバキの新品でしたが仕立ての良さを感じます
神谷さんがほんの数日エイジングしたという私物を着てみるとすっかり別モノでした
わずか4日ほどでここまで馴染むとは驚き
自分だけのこだわり満載のオリジナルのレザージャケットをキャニオンレザークラフトでオーダーしてみては
作品から神谷さんの誠実なお人柄がしのばれるキャニオンレザークラフトのプロダクツ。
基本的には電話で詳細を打ち合わせするとのことでしたがファクトリーに行って直接神谷さんと相談しながらオーダーすることも可能なようですよ
本当にいい方なので可能であれば現場に行かれることをおすすめします
といっても民家をDIYした一軒家の工房ですからショップのような華やかさは期待してはいけません(^_-)-☆
そこにあるのは豊富な知識とたしかなスキル そして信頼できるお人柄❣
ミリタリージャケットやパッチに詳しくこだわりのあるユーザーほど満足できるファクトリーでしょう
ジャケットなどこれから詳しく取材したいと思います
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