大戦モデルファン必見 これが「本物の大戦モデル」80年前の姿そのままのリーバイスオリジナルヴィンテージS501XX

リーバイス
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今回は貴重なヴィンテージの大戦モデル、それも水も通っていないようなデッドに近いオリジナルのS501XXを細部までじっくり見てみましょう👀

現在販売されているレプリカジーンズでは断トツ人気を誇るのがお馴染みの「大戦モデル」です。

大戦モデルはいろいろな個体を再現した製品が各社から発売されていますがリーバイスのヴィンテージオリジナルの大戦モデルを手に取って眺めるチャンスってほとんどない。ましてデッドストッククラスとなればコレクターさんが秘蔵してるばかりでインスタで姿を拝むことさえめったにないですね💦

本物の大戦モデルから得られる情報はレプリカの大戦モデルを見るときにおおいに参考になると思います。

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デッドストックの「本物の大戦モデル」リーバイスオリジナルヴィンテージS501XX

この貴重な大戦モデルはコレクターさんが所有するヴィンテージの大戦モデルのレプリカをオーダーするためB.O.Tに持ち込まれたもの。

ゴールデンサイズのおそらくノーウォッシュ。フラッシャーとかはないのですがおそらくデッドストックと同等のコンディションです。

コレクターさんにはジャストサイズということでご本人が足を通されたということですので穿きシワなどもあり厳密にはデッドストックではないのですがデッドストックに相当する情報量を蓄えたヴィンテージの大戦モデルと言えます。

コレクターさんはステッチのスレッドをカットして提供されるなど惜しみなくB.O.Tへの支援されています。いろんな人に支えられてB.O.Tは今後もますますアップデートされていくことでしょうね♪

オーダーで大戦モデルを縫B.O.Tの竹永さんが職人の目と手で分析されたコメントなども交えながら細部も見ていきます👀

リーバイスのヴィンテージ大戦モデルの革パッチの語る情報

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル

W32L36ですからね(^^♪すんごい貴重サイズ。

まず革パッチ👀

80年近く前の使用済みワークウエアーですから当然ですがユーズドのヴィンテージとなると革パッチの残ったリーバイスのヴィンテージ大戦モデルそのものが超レアです。

この個体のパッチはまだ光沢もありしなやかで欠けも破れもない奇跡のコンディションです。

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル

ミシンステッチのピッチや運針がもいかにもいびつです。

下の画像で見るとわかりやすいですがインクの色はややエンジに振った赤いインクです。これは最近ウエアハウスさんがデッドストックの47モデルで再現している色と同じ感じですよ。

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル

デッドストックでないと確認できないLotナンバーもくっきり視認できます。スタンプのフォントはこんな感じ👀大戦モデルを表すsimplifiedのSが目を引きますね。やっぱり大戦モデルって特別だあ~💛

レプリカや復刻でフォントまで拘って再現した製品は少ないですがB.O.Tの大戦モデルは新たにスタンプを変えてこれを再現しています。

リーバイスのヴィンテージ大戦モデル 大戦生地の質感

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル

水が通ったことのない大戦モデルですから資料として超貴重なものです。コレクターさんが入手されたときには100万円程度だったそうですが今なら数倍は間違いなしでしょうね💦

洗濯されていないのは間違いなく資料としては完璧な状態で生地の資料としては最高のサンプルです。

「大戦モデルに使われたデニムはごわつきのあるドス黒い生地」という有名な呪文がありますよね。

そのあたりはどうでしょうか。

竹永さん曰く「とにかく生地のザラツキがすごいです。色はやはり青いですね。」

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル
B.O.T ブリッジオブザタイムズ大戦モデル

右のB.O.Tの大戦モデルと比べると確かに青いのが分かります👀

竹永さんはこれまでにデッドストックも含めて何本もリーバイスのヴィンテージ大戦を手にされていますがことごとく「青い」と言います。

ウエアハウスのデッドストックブルーが発売された昨年「デッドストックブルーは青い!」と戸惑いを感じた方も多かったようですが実際の大戦モデルやXXは結構青いのが現実です。

「ドス黒い」501XXというイメージはやや作られたものという感がなくもないですね。たしかに47モデルなどの青みはくすんでやや「黒い」という表現があたるのですが……ちょっと言葉の印象が全面に出すぎかも💦

さらに特徴的なのは手触りです。B.O.T大戦生地もかなりザラツキ具合ですがさらにザラツキが激しいのだとか。画像では分かりにくいのですが糸の撚りがキツいのかムラが激しいのでしょうか。これぞ大戦生地!て感じ✋という感銘を受けたそうです。将来B.O.Tの大戦生地もアップデートされるのかも知れませんね。

大戦モデルの顔ともいえるバックポケットはお決まりの「左右不揃い」

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル

見どころ満載で記事を書き終わりそうにありませんが、やはり大戦モデルといえばバックポケットの表情でしょう👀

ややコンパクトな印象のバックポケットです。大戦モデルは左右が対象でないのはお約束💦

じっくり見るうちにクセになる大戦モデルのバックポケットを見ていきましょう👀

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル

右のポケットはシャープで端正なイメージです(^_-)-☆きれいに?歪なステッチが走ってます。スリムでスタイリッシュ💛これにはワケがあるようです。

竹永さんの分析によると底辺の左側は内側に折り込まれ過ぎているとのこと👀たしかに直線でなく若干Rがついていますね。よくみると左の辺もそうなっています。そのため印象的な表情をしているんですね。

B.O.Tの大戦モデルにはこんな微妙なニュアンスも再現されて縫製することが可能です。

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル

左ポケット👀右ポケットに見られた内側に入ったラインは左の縦に見られます👀ところが右の縦は逆にポッコリと外側に出ていますね。そのくせ縦のステッチはかなり内側に入って下のコーナーではギリギリまで走って不安定な表情です。いかにも大戦モデルです❣

こういう萌えるステッチは経験の浅い職工さんが一生懸命ミシンを走らせた結果なんですね。

当時は第二次世界大戦で熟練した職人は戦役に回り工場では人手が不足した状態でした。意図的にこの感じを出して縫うというのは意外にむつかしいそうです。たしかにワンピースオブロックの小中さんが使う「表現」という言葉がぴったりするかもしれませんね。




そうして見るとヴィンテージの大戦モデルのポケットはやはり味わい深いですね~(^_-)-☆

ベルトループは当然のように幅の広い「極太ベルトループ」です。縦に走るステッチの巾は均等になってます。中央の盛り上りは顕著なものとそうでないものがありますがコレは後者でしょうか。

センターのベルトループの下部はほとんどセンターセットですが微妙にやや左にズレたセットになっています。パネルをまたいで縫製するのは手間がかかりますね。大戦期にはよく見られるセットです。

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル

リーバイスのヴィンテージ大戦モデルのフロントボタンは典型的な大戦仕様!

リーバイス ヴィンテージ大戦モデル

フロントボタンをチェックするの忘れてました💦見事な月桂樹とドーナツボタンで絵にかいたようなリーバイスのヴィンテージ大戦モデルです(^_-)-☆

それにしても錆一つない輝きでB.O.Tの大戦の画像かとチェックしてしまったくらい💦トップボタンはワンスターの月桂樹スモールボタンはドーナツボタン。どちらも当時は汎用品で多くのワークウエアーやミリタリーウエアーに採用されたものですね。高級なリベットパンツを製造してきたリーバイスとしては屈辱的な仕様であったと思います。

ボタンのセンター下めがけて走られたⅤステッチが印象的です。

大戦モデルの隠しリベット裏の留めのリベットには三種類はあるように思います。

いわゆる大戦リベットと呼ばれる角の丸いボリュームのあるもの、より丸っこいドーム形状のもの、初期に多いフラットなものと少なくとも三種類はあるようです。この個体は筆者所有の大戦モデルと同じくフラットなリベットが穿たれています。




リーバイス大戦モデルとしては超超レアなステッチが存在する個体

大戦モデルとしては?非常にレア?なステッチが2ポイント見られます👀

この画像をヨークご覧ください👀💦

バックヨークのステッチがイエローとオレンジになっているのがお分かりでしょうか。アーキュエイトステッチではレインボーステッチと呼ばれるステッチですがリーバイスのヴィンテージ大戦モデルでこんなのはみたことがありません。って経験値が低いだけかも知れませんがご存じの方はコメントいただければありがたいです。スレッドの番手も異なるように見えます👀

お次はこの画像👀

ウエストの下のステッチ👀???

チェーンステッチであるはずが二本のシングルを重ねてあるように見えますね。

これはB.O.Tの竹永さんに解説してもらいましょう。

これは下糸が黒になっとるけーこんな風に見えるんですよ」とのことです(^_-)-☆

なるほどチェーンステッチであるのですが通常は上糸も下糸も同じ色の糸を用いるところを下糸が黒で見えにくいってことなんです。よーく見ると確かにチェーンステッチになっています。

これは大戦モデルでなくとも見たことがありませんでしたので最初に気づいたときは大発見👀したかと思いました💦

今回はここまで💦

コメント

  1. ハーデー より:

    色々なレプリカブランドがありますが、やはりどのブランドも生地の再現はまだたどりつけていないと思います。
    ビンテージ特有の縦落ちはやはり当時の染料など偶然の副産物なのでしょう。
    その中でウエアハウスのデッドストックブルーはかなりビンテージに近い気がします。色落ちすると違ってきますがワンウォッシュの状態はビンテージデッドストックに近いと思います。
    日本は湿度が多いから酸化の影響も違うのでしょうか。
    日本でビッグEのデッドストックを買って育てましたが、やはり何か違う感じでした。
    因みに今まで最高にビンテージに近い色落ちをしたレプリカデニムは今は無きシルバーストーンというメーカーです。
    恐らく2000年頃まではあったと思いますが。ここのデニムの縦落ちはかなりビンテージに近かったです。たまにヤフオクに出ますので良かったら購入して比べてください。

    • admin より:

      コメントありがとうございます。まったくの同感です。自分もBIGEをデッドから二本穿きましたが違いますよね。最近は水のせいかなと考えたりしてます。デッドストックブルーもおっしゃる通り色残りが薄くなってくるとちょっと違う気がしています。シルバーストーンは見たことがあります。またなにかあればご教示お願いします。

  2. […] https://channeltrutto.com/denim-s501/ いつもお世話になっております、つるっさんのブログにて S501XX大戦モデル ビンテージの紹介があります。 何と、これがウエスト裏 タイガーステッチでした。 リアルガチ物です! […]

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