デッドストックブルー大戦モデル【ウエアハウス】300日の経年変化と色落ちをリーバイスのヴィンテージ大戦モデルと比べながら見てみました。
デッドストックブルー大戦モデル【ウエアハウス】300日の経年変化と色落ち
デッドストックブルー大戦モデルと酷似した1944年製造のリーバイスのヴィンテージ大戦モデル

こちらは70年以上も前に生産され穿かれたリーバイスのヴィンテージ大戦モデルです。
適度に色落ちしダメージも見られるヴィンテージらしい一本。
おそらく大戦初期に米軍基地での販売用に製造されたものと推測されます。
おそらく1944年ごろの製造と思われます。
ボタンはすべてリーバイボタンでスレキも生成り。
やや細身で股上も浅いのが特徴です。
生地は大戦期らしい荒々しい風合です。

デッドストックブルー大戦モデルとリーバイスのヴィンテージ大戦モデル

リーバイスのヴィンテージ大戦モデルとデッドストックブルー大戦モデルDSBS1000XX。
約300日の穿き込みで洗濯は4回程度で色落ちが同じ程度になってきました。
実物は画像よりも差がありません。

生地の手触りはそっくり似ています。
質感はアタリの出方に影響しますので手触りが似ていることは重要なポイントです。
タテ落ちの出方などはホントにリアル。
糸の組成から織りのテンションまで細かくセッティングされた生地なんでしょうね。

またヴィンテージ501XXに特有の「くすみ」が感じられます。
このデッドストックブルー大戦モデルは洗濯の仕方に一工夫した一本ですが功を奏しているようです。
デッドストックブルー大戦モデルとリーバイスのヴィンテージ大戦モデルの決定的な違い

メーカーさんの執念を思うとレプリカジーンズと呼ぶのは抵抗がありますが、世間ではレプリカ「複製」と呼ばれていますよね。
ウエアハウスが決定的に「複製」できないのが「縫製」です。
ミシンのピッチや糸使いは厳密に再現されています。
しかし大戦モデルは熟練していない職工の手による産物です。画像でもわかるように強度が出ないものが多いのです。
いっぽうウエアハウスの縫製は熟達した職人がプライドを持って縫製したものです。
衣類としての耐久性、強度が落ちるような「複製」は行っていないことが分かります。
ここが決定的な違いだと感じます。

リーバイスのヴィンテージ大戦モデルを毎日穿けるのはつよぽんこと草薙剛さんくらいでしょうから
ここまでリアルに再現されたジーンズが庶民にとってはあるのはありがたいです。
デッドストックブルー大戦モデルはヴィンテーの経年変化・色落ちを徹底して追及した超「レプリカ」ジーンズ
ヴィンテージの501XXファンにはたまらない色落ちと経年変化を見せてくれるデッドストックブルー。
ヴィンテージの風合を気軽に毎日楽しめるのは本当にありがたいことです。
ジーンズの色落ちや経年変化についての好みは十人十色。
「たかがジーンズ」という言葉の通りでもありますが、
自分好みの経年変化や色落ちとなるように洗濯方法や乾燥方法、穿き方など工夫するのも楽しいものです。
こちらでは経年変化や色落ちに対する筆者の工夫を書いています。
ひとつのヒントになれば幸いです。
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