ウエアハウスから最近発売されたデッドストックブルーの最新モデルはクラシカルなバックルバックの1936年モデルです
1930年代の501XXの歴史も見ながらこのモデルの魅力をまとめてみました
【ウエアハウス】デッドストックブルー最新モデルはクラシカルなバックルバックの1936年モデル
デッドストックブルーは古い時代のヴィンテージの風合を限りなく再現したレーベル
大戦モデル・46モデルから始まった1940年代を意識したデッドストックブルーレーベル
まもなく発売以来一年が経ちますがヴィンテージさながらの経年変化・色落ちを見せる逸品です
筆者の大戦モデルもヴィンテージと見分けるのも難しいくらいの色落ちをしました
1930年代への新しい展開をみせるデッドストックブルー
今回はさらに時代をさかのぼり戦前の仕様を持つモデルを再現しています
1940年半ばの大戦モデルのディテールについてはかなり知られるようになりましたが
それ以前の501についてはなかなか目にする機会もなくディテールへの理解も難しいですよね
1936モデルは大戦モデルでは廃止されたバックルバック・股リベットが残るクラシカルなジーンズ
1936モデルはバックルバックと股リベットのある股上の深いやや太めのジーンズと言えます
サスペンダーで穿くウエストオーバーオールと呼ばれていたワークパンツ
1930年代には若者がサスペンダーを使用しなくなります
そのためサスペンダーボタンが廃止されベルトで穿く現代に通ずるスタイルとなります
ウエストサイズ調整のためのバックルバックは残ったのがこのモデルです
*バックルバック=シンチバックとも呼ばれるウエストサイズ調整のためのデニム生地のベルト
これがある1936モデルはぐっとクラシカルなイメージになりますね
フロントボタン下に補強のためのリベットも穿たれています
一説には焚火で熱せられて熱くなり不評であったとも言われています
ウエアハウス・デッドストックブルー
D.S.B. 1004XX 1936モデル の概要
今回のDSBシリーズ新作となるのは1936モデルと銘打った1本
501XXは1937年にはジャケットに赤タブが取り付けられますのでその前年という設定でしょうか
パンツは先ほど述べたクラシカルでやや太めのシルエットを持つ501XXの特徴を備えています
新たにこのモデル専用に開発された7.5番×7.5番のレッドセルヴィッチデニムを使用
全体的にゆとりのあるストレートシルエット
ワイドなワタリながらも極端な太さを感じさせないシルエット
無骨な風情が感じられます
下に施されたセンターで交差しないステッチも独特のイイ表情ですね
これまでの1940年代のDSBシリーズとは異なるイメージで物欲が刺激されます
新しいデッドストックブルー生地を使用した1004XXは1900年初頭のオーラ
先日Unionさんで実物をじっくり検証してきました👀
まず生地が新たに開発されたデッドストックブルー生地でした。大戦生地・46生地に次ぐ3番目のデッドストックブルーとなっているはずです。
大戦生地はごわつきのあるいかにも大戦らしいデニムであるのに対して46などに使われている片面期に当たるデニムはしなやかな穿き心地のいい生地です。
そして36モデル1004XXのために新たにつくられたデッドストックブルーデニムは大戦以前のヴィンテージに見られるやや薄手の生地となっていました。
またネップ感が強くクラシカルなモデルに最適な生地で作られていました。経年変化したものを見てはいないのですがおそらくヴィンテージのようなややくたっとした風合になりそうな感じでした。
1004XXは外見だけでなく大戦期以前のバックルバックモデルを再現しようとしたウエアハウスの意気込みを感じることができる秀作ではないでしょうか。
WAREHOUSE and Co
D.S.B. 1004XX(1000XX)
1936MODEL
Size:29~34.36.38
Price: ¥35200(税込み)
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